私たち夫婦は一緒に暮らし始めた時から、其々の部屋があり、其々の部屋にベッドがある夫婦別寝室です。
因みに夫とは大学時代のバイト先で出会って、ちょうど10年付き合って、入籍しました。仕事の都合上で1年ほど東北と関西で別居婚で、一緒に暮らし始めて2年半となります。
何故寝室を別にしているか?
それは…私が音に対してかなり過敏で、入眠障害という不眠症をもっていることが大きいです。
元々音に対して過敏なのですが(雨音や時計の秒針も気になる為、寝る時は耳栓をしています)、入眠障害ももっていることから、眠りが非常に浅く、簡単に睡眠不足に陥りやすい体質なのです。
夫婦別室と言いましても…寝る直前までは私の部屋にいて、『じゃあ、そろそろ寝ようか』というタイミングになって、部屋に戻っていきます。本当に睡眠の時間を別室にしているいうイメージです。
夫婦別寝室のメリット
1人時間の確保が出来る
普段仕事をしていて、朝から晩まで外で過ごして、帰ってきてリビングで過ごしてとしていると、一人になる時間の確保が難しいです。
リビングで夫婦で話したり、テレビを見ている時間も楽しくはあるのですが、ふと一人になって考えたり、携帯を見て好きなことをしたりという時間をもてないことがちょっとしたストレスになることがあります。
寝る前にちょっとした自分の時間をもつことで、1日のリセットが出来る時間にもなります。
音や光が気にならず安眠効果抜群
子どもが生まれた後は、そうは言ってられない部分もありますが、寝る・起きる時間も数十分ではあっても違ってくるので、自分が眠れる時間いっぱいを音で起こされることなくしっかりと睡眠にあてることが出来ます。
また、夫婦間でよく問題になっているいびきの問題なども部屋を分けることで、険悪になったり、しなくてよい喧嘩をする必要もなくなります。
夜中にお手洗いに起きた際も、気にせず動けたり、必要時電気をつけることも出来ます。
自分の寝たいと思うタイミングで寝ることが出来る
一緒の寝室で寝ている方であっても、寝る時間はずれている、特に明るくても寝られるなど、どこでも寝られますタイプの方もおられると思います。
しかし、私は部屋が暗くで、静かでないと寝られないタイプであり、物音などで起きてしまう睡眠の浅さなので、もし同室で寝るのであれば、基本的に一緒のタイミングで寝ることになります。
私の場合は極端ですが、夫もライトや音などは気になってしまうと言っていたので、人と一緒に寝るとなると、ライトや音など気遣うことになり、もう少しベッドでゴロゴロと起きていたいなと思う日も自分のタイミングで寝ることが難しくなります。
別寝室を作る=自分の部屋が出来る
自分の部屋が出来ると、その空間を自分で自由に使うことが出来ます。好きなインテリアや家電を置いたり、衣服や本など自分のものを保管出来る場所が出来ます。
休日に趣味の部屋として使うことも出来ます。
うちの間取りは、3LDKのマンションで、夫々の部屋とドライルーム兼物置部屋(子ども関係のものは全てこの部屋に)となっています。
その為其々の衣服や趣味のものは、全て自分の寝室に収納するようにしています。
職場などでコロナが出た時や、インフルエンザになった際も隔離生活しやすい
コロナやインフルエンザ以外にも、感染症にかかった際、疑わしい際に家族間での感染が問題になっています。
隔離したくても、寝室にベッドがダブルベッドで難しいいうこともあるかもしれません。
うちの夫も身近にコロナ感染が疑わしい人が出た時、PCR結果が分かるまで、自室にて隔離生活を送っていました。
気づいた時には時すでに遅しということもありますが、ゴホゴホと咳などしている時に、別室で隔離出来るのは、安心できます。
・一人時間の確保で息抜きが出来る
・音や光を気にせず安眠出来る
・寝たいタイミングで寝られる
・自分の自由空間がうまれる
・感染予防対策がとりやすい
夫婦別室のデメリット
子どもと川の字で寝られない
子どもが生まれた後、よく聞く”川の字スタイル”で寝ることは出来ません。子どもが『パパとママ両方と一緒に寝たい』なんて言った日にはどう返答するか…いつの日か考えなければいけない日がくるのかもしれません。
仲直りのタイミングが難しい
今のところ一緒に住み始めてから、特に喧嘩になったこともないので、この問題にぶち当たったことはないのですが…お互いの部屋があると、そこに籠ってしまって、関わりを避けてしまい、喧嘩が長引くことが予想されます。
この場合は少し時間をおいて、大人の対応で早めに仲直りすることが大切ですね。
周りから新婚で別室なことを不思議がられる
これに関しては、周りの目はあまり気にせず、自分のスタイルだからという方は問題ないです。
周りに批判されるのが気になる方は、あえて別寝室であることを伝えないということも一つかもしれません。
・子どもと川の字で寝られない
・喧嘩をした時の仲直りのタイミングが難しい
・周りから否定される場合がある
夫婦同寝室にしている理由
夫婦同寝室で寝ている理由について、自分自身で気づいていないことや、感じていないこともあるかと思い、周りの知人などに聞いてみました。
・コミュニケーションがとりやすい
・部屋の数的に別寝室をもうけるのが難しい
・特に理由はないが、夫婦だから同じ寝室は普通
・子どもの夜間のお世話を手伝ってもらう
・夫婦円満の為
このような理由が出てきました。
若い世代であれば、多くの方が、同寝室にすることに疑問をもっておらず、寧ろ普通のことという認識が強いように感じました。
また、子供部屋が必要になった際、それぞれに1人一部屋ずつ与えようと思うと、夫婦が別々の部屋をとることは部屋数的に難しいという現実問題もあるようでした。
夫婦別寝室にして2年半過ごしてみて
一緒に暮らし始めて2年半ですが、特にお互い不満なく、関係も良好に過ごしています。
夫も別室にしていることで、自分の部屋があり、自由に過ごせるスペースや時間があることに快適さを感じているようです。
それぞれの部屋がありますが、夕食後はリビングで過ごしていることが多く、それによりバランスがとれているように思います。
おわりに
子どもが生まれた後は、夜間の授乳などベビーのお世話の関係で、旦那さんが寝不足となり次の日の仕事に支障が出てしまわないよう、別寝室をとられる方もおられるかと思います。
逆に夜間のお世話を手伝ってもらう為に同室の方が良い場合もあるかと思います。
お互いの丁度良い距離感で、どちらかが耐えることなく生活をしていけるのが、長い夫婦生活を過ごしていくには必須かと思います。
子どもの成長段階に合わせて、寝室の体制は変わっていくかと思いますので、その時その時で夫婦で話し合えると良いですね。